ミライロIDの更新は、障害者手帳を更新した際に自動的に連動するわけではなく、利用者自身がアプリ上で手動で更新手続きを行う必要があります。障害者手帳の有効期限は手帳の種類によって異なり、特に精神障害者保健福祉手帳は2年ごとの更新が必要なため、ミライロIDの更新も定期的に発生します。さらに、手帳情報を更新するとマイナポータルとの連携が解除されるため、再連携の手続きも忘れずに行うことが大切です。
ミライロIDは、障害者手帳の情報をスマートフォンで管理できるデジタル障害者手帳アプリとして、2019年のリリース以来多くの方に利用されています。2024年2月時点でユーザー数は30万人を突破し、2026年3月時点では4,259の事業者で利用可能となっています。この記事では、ミライロIDの更新方法や障害者手帳の有効期限との関係、そして手帳更新とミライロIDの連動について詳しく解説します。手帳更新時に必要な手続きの全体像を把握し、スムーズに更新を進めるための情報をお届けします。

ミライロIDとは?障害者手帳をスマホで管理できるアプリの概要
ミライロIDとは、株式会社ミライロが開発・運営するデジタル障害者手帳アプリです。障害者手帳の情報をスマートフォンに登録することで、紙やカードタイプの手帳の代わりにアプリ画面を提示して障害者割引を受けることができます。
登録できる手帳は身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の3種類です。アプリはiOS(App Store)およびAndroid(Google Play)の両方に対応しており、無料でダウンロード・利用できます。登録時にはSMS認証による電話番号の確認、パスワードの設定、障害特性の選択などが必要となります。
ミライロIDの最大の特徴は、障害者手帳そのものを持ち歩かなくても、スマートフォンの画面を見せるだけで障害者であることを証明できる点にあります。これにより、手帳の紛失や汚損のリスクが大幅に軽減されるとともに、窓口での手続きがスムーズになります。2022年度にはグッドデザイン賞を受賞しており、社会的にも高い評価を受けています。
2026年3月時点で、ミライロIDを使える事業者は4,259にまで拡大しています。鉄道やバス、テーマパーク、映画館、美術館、公共施設など、幅広い場所で利用可能です。
ミライロIDの初回登録の手順と必要な情報
ミライロIDを初めて利用する場合は、アプリのダウンロードからアカウント登録、手帳情報の登録まで、いくつかのステップを踏む必要があります。
まず、App StoreまたはGoogle PlayからミライロIDアプリをダウンロードします。次に、電話番号によるSMS認証、パスワードの設定、障害特性の選択、使用している補助機器などの情報を入力してアカウントを作成します。アカウント作成後、ホーム画面の「手帳を登録する」をタップし、登録する手帳の種類を選択します。手帳に記載されている名前と生年月日を入力した後、スマートフォンのカメラで手帳を撮影します。
撮影の際は、オレンジ色の枠に合わせて撮影し、折り目ごとにそれぞれのページを撮影する必要があります。カバーがついたままの写真は審査でNGとなるため、必ずカバーから出して撮影することが重要です。最終確認画面で申請内容を確認し「申請する」をタップすると、審査が開始されます。申請から登録完了までは約3日間かかります(土日祝日は休業)。審査中でも申請済みであることの表示は可能です。
身体障害者手帳の場合、登録に必要な必須項目は顔写真、名前、生年月日、手帳種別、手帳番号、交付日または更新日、発行元自治体、発行元自治体の印影、旅客運賃減額の区分、等級となっています。有効期限や再認定日は、手帳に記載がある場合のみ必要です。
障害者手帳の種類別の有効期限の違い
ミライロIDの更新を正しく理解するためには、各障害者手帳の有効期限の仕組みを把握しておくことが重要です。手帳の種類によって有効期限の考え方が大きく異なります。
身体障害者手帳の有効期限
身体障害者手帳には、原則として有効期限がありません。一度交付されれば、障害の状態に変化がない限り、手帳はそのまま有効です。ただし、障害の状態が軽減されることが予想される場合には、手帳の交付から一定期間を置いた後に「再認定」が実施されることがあります。再認定の時期は手帳に記載されます。そのため、身体障害者手帳を持つ方がミライロIDを使う場合、基本的に手帳の更新手続きは発生しにくいといえます。ただし、再認定により等級が変わった場合や住所変更などの記載事項に変更が生じた場合には、ミライロID側の情報も更新する必要があります。
療育手帳の有効期限
療育手帳は自治体によって名称や制度が異なり、「愛の手帳」「みどりの手帳」などの名称が使われることもあります。有効期限についても自治体によって異なりますが、一般的に児童期(18歳未満)は定期的に再判定・更新が行われます。再判定の頻度は2年ごと、3年ごとなど、自治体や年齢によって異なります。18歳以上の成人については、制度の見直しにより更新が不要になるケースも増えていますが、自治体によって対応が異なるため、お住まいの自治体に確認することが大切です。
精神障害者保健福祉手帳の有効期限
精神障害者保健福祉手帳は、3種類の障害者手帳の中で最も更新頻度が高い手帳です。有効期限は2年間と定められており、2年ごとに更新手続きが必要です。更新手続きは有効期限の3か月前から行うことができます。更新を忘れると手帳が失効してしまい、障害者割引などのサービスが受けられなくなるため注意が必要です。
精神障害者保健福祉手帳の更新に必要な書類は、申請書、診断書(精神障害者手帳用)、顔写真(たて4cm×よこ3cm)、マイナンバーカード(または通知カード)、現在の手帳です。診断書については、精神障害に係る初診日から6か月を経過した日以後に作成され、作成日が申請日から3か月以内のものが必要です。なお、診断書の代わりに精神障害を支給事由とした障害年金の年金証書等の写しでも申請可能です。
申請窓口はお住まいの市区町村の担当窓口(保健所、保健センター、市役所・区役所の障害福祉課など)で、審査には紙形式の手帳で約2か月、カード形式の手帳で約2か月半かかります。更新手続きでは、必ずしも前回と同じ等級で交付されるとは限らず、症状が変化している場合は異なる等級で交付されたり、「非該当」と判定されて手帳が交付されなかったりする可能性もあります。
手帳更新とミライロIDは自動連動しない|手動での更新が必要
ミライロIDの更新は、障害者手帳の更新と自動的には連動しません。これはミライロIDを利用するうえで最も重要なポイントの一つです。手帳の内容に変更が生じた場合、利用者自身がアプリ上で更新手続きを行わなければなりません。
手帳を更新したのにミライロIDの情報を更新しなかった場合、アプリ上に表示される手帳情報が古いままとなり、対応事業者の窓口で提示した際にトラブルになる可能性があります。特に有効期限のある精神障害者保健福祉手帳の場合、期限切れの手帳情報がアプリ上に表示されたままだと、割引サービスを受けられないケースも想定されます。
つまり、手帳更新とミライロIDの更新は「自動連動」ではなく「手動連動」であるという点を、しっかりと認識しておくことが大切です。手帳の更新が完了したら、速やかにミライロIDのアプリ上でも更新手続きを行いましょう。
ミライロIDの手帳更新手続きの具体的な方法
ミライロIDに登録済みの手帳情報を更新する方法は、初回登録と似た流れになります。まず、ミライロIDアプリにログインし、ホーム画面左上のメニューボタン(三本線のアイコン)をタップします。メニューから「手帳情報」を選択し、「登録・更新する」をタップします。
事前確認事項を確認して「申請へ進む」をタップしたら、更新する手帳の種類を選択します。手帳に記載されている名前と生年月日を入力した後、新しい手帳を撮影またはアップロードします。最終確認画面で内容を確認し「申請する」をタップすると、審査が開始されます。審査には約3日間かかります(土日祝日は休業)。
ここで注意すべき重要なポイントがあります。変更のあるページだけでなく、必須項目が記載されているページすべてを撮影する必要があるという点です。例えば等級だけが変わった場合でも、顔写真のページや手帳番号のページなど、すべての必須項目が含まれるページを撮影しなければなりません。
撮影時にはカバーから手帳を出して撮影することが必須です。カバーがかかったままの写真は審査で不合格となります。手帳の文字や写真が不鮮明な画像も審査に通らないため、明るい場所で手ブレに注意して撮影することが大切です。
なお、審査中でも以前登録した手帳の情報はアプリ上に表示されます。更新手続き中に手帳の提示が必要な場面があっても、旧情報ではありますが表示自体は可能です。ただし、有効期限切れの手帳情報が表示されている場合は、対応施設で受け付けてもらえない可能性もあるため、手帳の更新時期が近づいたら早めに手続きを行うことをお勧めします。
マイナポータル連携と手帳更新の関係|再連携が必要な理由
ミライロIDにはマイナポータルとの連携機能があり、この連携によって障害者手帳の情報をオンラインで公的に確認できるようになります。マイナポータルとは、政府が運営するオンラインサービスで、マイナンバーカードを使ってさまざまな行政手続きや情報の確認ができるものです。
マイナポータル連携で特に注意すべき点は、ミライロIDで手帳情報を更新すると、マイナポータルとの連携が解除されるということです。つまり、手帳を更新してミライロID上の情報を変更した場合、審査完了後に改めてマイナポータル連携の手続きを行う必要があります。
この「手帳更新→マイナポータル連携解除→再連携が必要」という流れは見落としやすいポイントです。特に、マイナポータル連携が必須条件となっている事業者の障害者割引を頻繁に利用している方は、手帳更新の際にマイナポータル再連携も忘れずに行うようにしてください。
マイナポータル連携の手順としては、ミライロIDアプリにログインし、ホーム画面から「マイナポータル」のアイコンを選択します。連携を確認する画面で「連携する」を選択し、マイナンバーカードを読み取ります。本人確認・連携手続きが完了したらアプリに戻り、ホーム画面の「マイナポータル」が「申請中」になれば申請完了です。審査は約3日間(土日祝日は休業)で完了します。
2025年6月24日以降、iPhoneでは事前にマイナンバーカードをスマートフォンに搭載していれば、生体認証だけで連携手続きができるようになりました。これにより、マイナポータルアプリのダウンロードや現物のマイナンバーカードが不要になり、連携手続きが以前よりも簡単になっています。
ミライロIDが使える事業者の中には、マイナポータル連携を利用条件として必須としている事業者もあります。マイナポータル連携が必須かどうかは、ミライロIDアプリ内の「使える場所」機能で確認できます。マイナンバーカードをお持ちの方は連携しておくと利用できる場所が広がるためお勧めです。
ただし、マイナポータル連携を行うためには、お住まいの自治体がマイナポータルに障害者手帳情報を登録している必要があります。すべての自治体が対応しているわけではないため、連携がうまくいかない場合は自治体に確認してください。
手帳の種類別|ミライロID更新が必要になるタイミング
障害者手帳の有効期限とミライロIDの更新タイミングは、手帳の種類によって大きく異なります。それぞれの手帳について、どのようなタイミングでミライロIDの更新が必要になるのかを整理します。
身体障害者手帳の場合は、原則として有効期限がないため、ミライロIDの更新が必要になるケースは比較的少ないです。ただし、再認定により等級が変わった場合、住所や氏名など記載事項に変更があった場合、手帳の再交付を受けた場合にはミライロID上の情報を更新する必要があります。
療育手帳の場合は、再判定・更新があった際にミライロID上の情報も更新する必要があります。特に児童期は定期的に再判定が行われるため、再判定のたびにミライロIDの更新手続きを行うことになります。
精神障害者保健福祉手帳の場合は、2年ごとに更新があるため、ミライロIDの更新も2年ごとに行うことになります。手帳の有効期限が切れる前に手帳の更新手続きを行い、新しい手帳が届いたらミライロIDの情報も更新するという流れです。手帳の更新手続きには審査期間(紙形式で約2か月、カード形式で約2か月半)がかかり、さらにミライロIDの審査にも約3日間かかります。これらの期間を考慮して、手帳の有効期限の3か月前には更新手続きを開始することが望ましいです。
手帳の種類ごとの有効期限とミライロID更新の関係を以下の表にまとめます。
| 手帳の種類 | 有効期限 | ミライロID更新のタイミング |
|---|---|---|
| 身体障害者手帳 | 原則なし | 再認定・記載事項変更時 |
| 療育手帳 | 自治体により異なる | 再判定・更新のたび |
| 精神障害者保健福祉手帳 | 2年間 | 2年ごと |
ミライロIDの手帳更新時によくあるトラブルと対処法
ミライロIDで手帳情報を更新する際には、いくつかのトラブルが発生することがあります。事前に対処法を知っておくことで、スムーズに手続きを進めることができます。
撮影した画像が不鮮明で審査に通らないというトラブルは、最もよく発生するケースの一つです。手帳の文字や写真が読み取れないほど不鮮明な画像は審査で不合格となります。明るい場所で撮影し、手ブレに注意することが基本的な対策です。手帳のページが折れていたり影がかかっていたりすると不鮮明と判定されることがあるため、手帳をしっかり開いて平らな場所に置いて撮影するとよいでしょう。
必須項目の撮影漏れも注意が必要なトラブルです。変更があったページだけを撮影して申請すると、必須項目が不足していて審査に通らない場合があります。手帳の種類に応じた必須項目が含まれるすべてのページを撮影することが大切です。
マイナポータル連携エラーが発生するケースもあります。手帳情報を更新した後にマイナポータルとの再連携を行う際、「連携エラー」や「障害者手帳の情報が取得できない」というエラーが表示されることがあります。この原因としては、自治体側でマイナポータルに障害者手帳情報が登録されていない場合、手帳の更新手続きが自治体側で完了していない場合、マイナンバーカードの電子証明書の有効期限が切れている場合が考えられます。エラーが解消しない場合は、まず自治体に手帳情報がマイナポータルに反映されているか確認し、それでも解消しない場合はミライロIDのヘルプセンターに問い合わせることをお勧めします。
「画像の読み込みに失敗しました」エラーが表示された場合は、アプリを一度終了して再起動する、スマートフォンのストレージ容量を確認する、別の写真で再度試すといった方法で対処できます。
ミライロIDのメリットとデメリット|手帳更新との連動も含めて整理
ミライロIDのメリットとデメリットを、手帳更新との連動の観点も含めて整理します。
ミライロIDの大きなメリットとして、まず手帳を持ち歩く必要がなくなるという点があります。スマートフォンがあれば手帳の代わりになるため、外出先で急に手帳が必要になった場合でも対応できます。紙の手帳は破れたり水に濡れたりするリスクがありますが、デジタル化することでそのような紛失や汚損のリスクが大幅に軽減されます。窓口での提示もスマートフォンの画面を見せるだけで済むため、手帳をカバンの中から探す手間がなくなります。
さらに、障害の特性や求めるサポート、車椅子のサイズなどの情報をアプリに登録できるため、窓口でスムーズに支援を求めることができます。2026年3月時点で4,259の事業者に対応しており、使える場所は年々増えています。マイナポータルと連携することで、より多くの場所で障害者割引を受けられるようになる点も大きな魅力です。
一方、デメリットとしては、すべての場所で使えるわけではないという点があります。まだミライロIDに対応していない事業者や自治体も存在するため、利用前に対応状況を確認する必要があります。また、スマートフォンの電池が切れると手帳情報を表示できなくなるため、充電切れにも注意が必要です。
手帳更新との関係では、手帳更新時にミライロIDの手動更新が必要であること、マイナポータル連携が手帳更新で解除されるため再連携の手間が発生すること、初回登録や更新の審査に約3日間かかるため即日利用開始はできないことがデメリットとして挙げられます。
精神障害者保健福祉手帳の更新スケジュール管理のコツ
精神障害者保健福祉手帳のように定期的な更新が必要な場合、計画的なスケジュール管理が欠かせません。ここでは、手帳更新からミライロIDの更新までをスムーズに進めるための流れを解説します。
まず、有効期限の3か月前には自治体での手帳更新手続きを開始します。診断書の取得に時間がかかることもあるため、早めに主治医に相談しておくとよいでしょう。新しい手帳が届いたら、すぐにミライロIDの更新手続きを行います。審査に約3日間かかるため、早めに申請することが大切です。
ミライロIDの審査が完了した後は、マイナポータルとの再連携を行います(以前連携していた場合)。手帳更新でマイナポータル連携は解除されるため、忘れずに再連携してください。すべての手続きが完了したら、アプリ上で情報が正しく表示されていることを確認します。等級や有効期限などが新しい手帳の内容と一致しているか確認することが重要です。
手帳の有効期限をスマートフォンのカレンダーアプリにリマインダーとして登録しておくと、更新時期を忘れにくくなります。「有効期限の3か月前」にリマインダーを設定しておくと、手続き開始のタイミングを逃しにくくなるため活用してみてください。
子どもの手帳をミライロIDに登録する際の注意点
障害を持つお子さんの手帳も、保護者のスマートフォンにインストールしたミライロIDアプリに登録することができます。未成年の場合は保護者が代わりに登録しても問題ありません。
ただし、いくつかの重要な制限があります。1つのアプリ(1つのアカウント)に登録できるのは1人分の手帳のみです。例えば、兄弟2人がそれぞれ手帳を持っている場合、1つのアプリに2人分を登録することはできません。この場合は、2台のスマートフォンにそれぞれアプリをインストールして、別々のアカウントで登録する必要があります。
また、1つの障害者手帳を複数台の端末に登録することもできません。母親のスマートフォンに子どもの手帳を登録した場合、父親のスマートフォンからは同じ手帳を利用することはできないため、外出時にどちらの保護者がアプリを使うかを事前に決めておく必要があります。
子どもの手帳は再判定や更新の頻度が高い傾向にあるため、更新のたびにミライロID上の情報も忘れずに更新することが重要です。
別の種類の手帳を追加登録する方法
ミライロIDでは、複数の種類の手帳を登録することも可能です。例えば、身体障害者手帳と精神障害者保健福祉手帳の両方を持っている場合、両方の手帳情報をアプリに登録できます。
追加登録の手順は新規登録とほぼ同様で、メニューから「手帳情報」→「登録・更新する」と進み、追加したい手帳の種類を選んで申請します。それぞれの手帳について個別に審査が行われ、約3日間で完了します。
複数の手帳を登録している場合、各手帳の更新時期が異なることがあるため、それぞれの有効期限や再認定の時期を把握しておくことが大切です。更新漏れを防ぐためにも、各手帳の有効期限をカレンダーアプリなどで管理することをお勧めします。
手帳の有効期限が切れてしまった場合の対処法
精神障害者保健福祉手帳の更新を忘れてしまい、有効期限が切れてしまった場合は、手帳が失効した状態となります。障害者割引などのサービスが受けられなくなり、ミライロIDに登録されている手帳情報も有効期限切れとなるため、対応事業者での利用が制限される可能性があります。
この場合は、改めて自治体の窓口で更新(再交付)の手続きを行う必要があります。手続きに必要な書類は通常の更新手続きと同様で、診断書(または年金証書の写し)、顔写真、マイナンバーカードなどが必要です。自治体によっては、有効期限が切れてからの手続きに追加の手間がかかる場合や、更新ではなく新規申請として扱われるケースもあります。
新しい手帳が届いたら、すぐにミライロIDの更新手続きを行い、マイナポータル連携をしていた場合は再連携も忘れずに実施してください。できる限り有効期限内に更新手続きを完了するよう心がけることが大切です。
ミライロIDのその他の便利な機能
ミライロIDは手帳情報の表示以外にも、さまざまな便利な機能を備えています。
ミライロクーポンは、アプリ内で配信される飲食店やレジャー施設などで使えるお得なクーポン機能です。クーポンは店舗で画面を提示したり、ECサイトでクーポンコードを入力したりして利用できます。障害者手帳を持つ方向けの特別な割引が用意されていることもあります。
ミライロチケットは、2021年7月にサービスが開始された障害者割引が適用されたオンラインチケット販売機能です。これまで窓口でしか購入できなかった障害者割引価格のチケットを、アプリ上で事前に購入できるようになりました。美術館、博物館、動植物園、テーマパークなどのチケットをオンラインで購入でき、現地の窓口で並ぶ手間が省けます。
そのほかにも、ミライロストアという障害者向けの商品を取り扱うオンラインストア機能や、車椅子などの補装具の情報を登録・管理できる機能があります。自分の障害の特性や必要としているサポート内容を登録しておくこともでき、窓口などで口頭で説明する負担が軽減されるため、積極的に活用するとよいでしょう。
これらの機能はすべて、ミライロIDに手帳を登録していれば無料で利用できます。手帳の更新後もクーポンやサポート情報などの登録情報は引き継がれるため、手帳更新のたびに再設定する必要はありません。ただし、手帳情報の更新手続きそのものは別途行う必要がある点にはご注意ください。
ミライロIDの利用可能場所の確認方法
ミライロIDが使える場所は、ミライロIDアプリ内の「使える場所」ボタンをタップするか、ミライロID公式ウェブサイトの対応事業者ページを閲覧することで確認できます。各事業者の利用条件(マイナポータル連携の要否など)も確認できるため、初めて利用する場所では事前にチェックしておくとスムーズです。
2026年3月時点での主な対応施設のジャンルは、鉄道(JR各社、私鉄各社など)、バス(各地の路線バス、高速バスなど)、テーマパーク・遊園地、映画館、美術館・博物館、公共施設(体育館、プール、公園など)、商業施設、レジャー施設(スキー場、温泉など)と多岐にわたります。一部の鉄道会社やバス会社では、マイナポータル連携が利用条件となっている場合があるため、事前の確認が大切です。








